本来、WordPressを使用するためには、サーバーを準備してWordPressをダウンロードしてデータベースを用意して・・・と、とにかくたくさんの準備が必要です。
しかしコアサーバーではWordPressが標準で搭載されています。そのため複雑で大量の手順を大幅に削減してWordPressを使用することができます。
今回は実際にコアサーバーでWordPressをインストールしたときの手順を公開します。プランはV2を使用しています。
コアサーバーの管理画面
まずはコアサーバーの管理画面へ移動します。
バリュードメインのコントロールパネルからは、サーバーの中にあるコアサーバーをクリックします。
新コントロールパネルを見つけてクリックします。
これでコアサーバーの管理画面へ移動できます。
SSL化の設定
WordPressをインストールする前にサイトをSSL化します。
SSL化とはサイトの通信を暗号化してセキュリティを高めることです。自動でSSL化されるわけではありませんので設定を行います。
WordPressインストール前に設定する理由は、WordPress上でSSL化に関する記述がある可能性があるからです。SSL化はWordPressをインストールしてからももちろんできますが、先に設定を済ましていた方がなんとなくいいと思っています。
SSLは無料のものと有料のものがありますが、今回は無料のLet’s Encryptを使用します。
まずは、ドメインメニューをクリックします。
詳しい設定方法は管理画面下のリンクにもありますのでそちらを参考にするのがいいです。
公式のマニュアルが一番わかりやすい♪
SSL化できたらメインのWordPressインストールに入ります。
WordPressインストール
ツールメニューをクリックします。
開いた画面内でを探します。見つけたらをクリックします。
このアプリケーションをインストールをクリックします。
ロケーション
ロケーションではWordPressのインストール先を選択します。選択肢がたくさん出てくると思いますが、自分のインストールしたい場所を1つ選びます。
まずドメインは、独自ドメインを取得したのなら独自ドメインを選択しましょう。
各ドメインの選択肢にhttp://とhttp://wwwとhttps://とhttps://wwwの4種類があってどれを選べばいいかわからない方は、筆者と同じhttps://を選択しましょう。www付きとwww無しは厳密には違いますが、好みですので好きな方でいいと思います。筆者はwww無しの方がいいと思ったのでhttps://を選択しました。
バージョン
WordPressのバージョンを選択します。最新のバージョンを選択しましょう。最新のバージョンは数字の大きいもので(推奨される)と書いてあります。筆者がインストールしたときの最新バージョンが6.5でしたので画像上は6.5が最新ということです。
古いバージョンを選択するのはセキュリティ的によくないのでやめましょう。
WordPressは常に最新版を使おう♪
次に言語はWordPress上の標準の言語です。Japaneseのままで進めます。
その下の同意確認は契約を確認して同意できるなら同意しましょう。
次にアップデートについての設定です。筆者は以下の設定にしました。
WordPressはアップデートが存在します。WordPressから通知されるアップデートの対象は以下4つです。
- WordPress本体
- プラグイン
- テーマ
- 翻訳
アップデートの考え方は運用者の方針によって変わると思いますので自分に合ったものを選択しましょう。また、自動アップデートの設定はあとで変更可能ですのでわからない方は初期設定のままで大丈夫です。
自動アップデートはWordPress本体のアップデート(と翻訳も含まれるかもしれません)のことを指します。
WordPress本体のアップデートは(推奨)を選択しました。
WordPress本体のマイナーバージョンやセキュリティリリースは致命的なバグなどの緊急の対応がほとんどであり、推奨もしているので自動更新でいいと判断しました。メジャーアップデートは自分の好きなタイミングでアップデートを行います。
自動更新は運用上便利ですが、最新のバージョンに不具合があればサイトが動かなくなる可能性があります。ですのでプラグインとテーマは更新しないを選択しました。自動更新されないので手動でアップデートしていきます。
通常のWordPressだとWordPressの管理画面上でプラグインの自動更新の有効と無効を切り替えられますが、コアサーバーはコアサーバーの管理画面で切り替えることができるようになっています。
設定
WordPressにログインするための設定です。管理が大変ですが、バリュードメインのコントロールパネルやコアサーバーの管理画面時に使用したユーザー名やパスワードと別のものにしておきましょう。
管理者ユーザー名はWordPressのユーザー名です。一度設定すると変更できませんので慎重に設定しましょう。ログイン用のユーザー名にもなるので、ランダムな文字ではなく自分で作った任意の文字が好ましいです。
また、WordPressのログイン時に使用したり、あらゆるところに表示されますので、人に見られても恥ずかしくないユーザー名を考えた方がいいと思います。
管理者パスワードは長く複雑なものに設定しましょう。WordPressはユーザー名が何かとバレがちです。そのため不正アクセスのために必要な情報は実質パスワードだけなのです。さらにオープンソースのシステムですので海外からよくアクセスしてログインを試してきますし、パスワードの総当たり攻撃をされます。
総当たり攻撃でも突破されないようなパスワードにしましょう。Generateをクリックすると自動で複雑なパスワードを生成してくれます。それを使用してもいいと思います。ただしパスワードを控えておいて忘れないようにしましょう。
管理者の電子メールは、管理者パスワードを忘れた際にメールが送信されたり、何かアクションがあればメールが届いたりするので必ず受信できるメールアドレスを設定しましょう。初期値でバリュードメインのアカウント登録時のメールアドレスが入っていたのでそのままでいいと思います。
ウェブサイトのタイトルとウェブサイトのタグライン(キャッチフレーズ)はすでに決定している方は入力しましょう。後で変更できますので、まだ決まっていない方は初期値のままで次に進めます。
2ファクタ認証は有効にしなくていいです。
ログイン試行回数を制限する?については(推奨)だったのではいを選択しました。はいを選択するとログイン時の試行回数を制限するプラグイン「Limit Login Attempts Reloaded」が自動でインストールされていました。
筆者は別のログイン用セキュリティプラグインを入れようと考えていたので、いいえにしておくべきでした。
セキュリティを高めるためにもはいを選択しましょう。こだわりのプラグインがあるならいいえにしてWordPressログイン後に別でインストールしましょう。
マルチサイトを有効にしますか?はいいえを選択しましょう。マルチサイトでWordPressを運用する方ははいにしましょう。
マルチサイトとはひとつの管理画面で複数のサイトを運用するWordPressの仕組みのことです。いきなりマルチサイトを運用するのは難しいと思いますのでまずはシングルサイト(いいえ、有効にしません。の選択肢の方)でWordPressに慣れてからマルチサイトの運用を考えるのがおすすめです。
高度な
タイトルの通りここからは高度な設定を行います。この設定を行わなくてもWordPressはインストールできます。高度な設定の必要のない方は自動的に私のための高度な設定を管理します。を選択したままをクリックしましょう。もう少し設定を頑張る方はこのまま読み進めてください。
高度な設定管理の私は、これらの設定を管理できます。をクリックすると追加の選択肢が表示されます。
まず、データベース管理は事前にデータベースを作成している場合に下の選択肢私は、既存のデータベースを選択してみましょう。を選択してデータベース名などを入力していきます。
筆者は事前にデータベースを作成していなかったので自動的にインストールされたアプリケーションのための新しいデータベースを作成します。しか選べませんでした。
WordPressをインストールするとデータベース名を変更できませんので任意のデータベース名にしたいときは事前にデータベースを作成しておきましょう。
自動でデータベースが作成されるとランダムな英数字のデータベース名が付けられます。WordPressを複数入れる方はデータベース名を任意のものにして管理しやすくするのがいいでしょう。
デフォルトのバックアップ場所は新しいバックアップの場所を追加します。を選択しましたが、上の選択肢私のWebホスティングアカウント。でいいと思います。
私のWebホスティングアカウント。ってどこ?って思いますよね。コアサーバー上のことだと思います。実際にバックアップが残されていました。
Webホスティングにバックアップを残すリスクとしてコアサーバー自体が動かなくなったときに復元が難しいことです。コアサーバー自体が動かなくなる可能性はかなり低いですのでWebホスティング上にバックアップを置いていても問題ないと思います。
自動バックアップは運用方針によると思いますので好みのものを選択ください。
毎日記事を更新するなら毎日30回がいいと思います。
筆者は毎日1回+毎週1回+毎月1回を選択しました。これは前日のバックアップと1週間前のバックアップと1か月前のバックアップの3つが残るということです。バックアップを使う機会はあまりないと思いますのでそんなにたくさん残さなくてもいいと判断しました。
電子メール通知はインストールされたアプリケーション用のすべての電子メール通知を送信します。を選択しました。今のところ特にメールは届いていませんのでどちらでもいいと思います。
インストール
をクリックしてWordPressのインストールを開始します。
WordPressにログイン
WordPressがインストールできたらホームページにアクセスしてみましょう。
リンクはマイ・アプリから確認できます。
ホームページトップに移動する場合は上のリンクをクリックします。
WordPressの管理者画面へログインするためのページへ移動する場合は真ん中のリンクをクリックします。
真ん中のリンクをクリックするとログインページに移動しますので、登録したユーザー名またはメールアドレスとパスワードを入力してログインしましょう。
ログインに成功するとダッシュボードが開かれます。
まとめ
無事にコアサーバーでWordPressのインストールができました。別記事でWordPressの設定の変更を解説していきます。
WordPressをインストールしてもコアサーバーではサクサク動いて快適です。