WordPressを無事にインストールできたけど、これから何をするかわからない方に向けて筆者が行った設定をご紹介します。
こちらの記事は前回の続きです。WordPressのインストールがまだの方はWordPressのインストールが必要です。
今回ご紹介する設定はコアサーバーで運用していなくても、WordPressがインストールされていれば共通ですので、設定にお困りの方は読み進めましょう。
ダッシュボードにアクセスする
まずはWordPressにログインしてダッシュボードを開きましょう。ダッシュボードはWordPressのログインに成功すると最初に開かれるページのことです。

設定へ移動する
サイドメニューにある設定にカーソルを合わせると出てくる一般をクリックします。一般設定画面へ移動します。
もしもWordPressのサイトの言語設定が日本語で無い場合は英語で書かれています。その場合はメニューアイコンを頼りに設定画面へ移動しましょう。設定はSettings、一般はGeneralと書かれています。また、設定の一番上が一般設定の編集ページですので画像と同じ箇所をクリックしましょう。

一般設定
一般設定はWordPress上の全体の設定を変更できます。例えばサイトタイトルや使用する言語などです。
筆者は一般設定での変更は以下の設定を変更しました。
サイトの言語が日本語でない場合は日本語に変更しておきましょう。

サイトの言語は日本語、タイムゾーンは東京にします。
日付形式と時刻形式と週の始まりは好みですので自分がいいなと思うものを選びましょう。
週の始まりは、週の先頭を何曜日にするかということです。主にカレンダーを表示させるときに使います。
変更ができたらをクリックして設定を保存しましょう。
言語が日本語でない場合は、設定画面下にあるSave Changesボタンをクリックすると日本語に変更されます。
投稿設定
投稿設定は記事を投稿する際の設定ができます。
WordPressインストール直後に設定する項目ではありませんので今回は何も変更しません。
ある程度ホームページの運用が整ってきてから変更する箇所だと筆者は考えています。
表示設定
表示設定は検索エンジンでの表示を変更しました。
検索エンジンがサイトをインデックスしないようにするにチェックを入れます。

ここにチェックを入れることで、インターネットでキーワードを入力して検索した際に検索結果に表示されなくなります。具体的にはチェックを入れると全ページにnoindex, nofollow
のメタタグが出力されるようになります。
ここにチェックを入れたのは、まだホームページを運用できる状態ではないからです。WordPressをインストールした直後ですので、記事もサンプルのままで見た目も整っていません。
その状態で検索結果からアクセスされては困りますので、一時的にチェックをつけています。
ホームページを運用できる状態になれば検索エンジンがサイトをインデックスしないようにするのチェックを外すことを忘れないようにしましょう。
チェックを外すのを忘れそうな方はチェックを入れずにそのままの状態でも問題ないと思います。
また、検索結果に表示させたくないホームページを運用しようと考えている方はチェックを入れておきましょう。
検索結果に表示させたくないサイトの例を挙げます。
また、このサイトをインデックスしない設定は全ページに適用されますので、ある特定のページは検索結果に表示させたい場合は別の方法を使う必要があります。
例えば、使用しているテーマで各ページごとにインデックスする、しないを制御できたり、プラグインで制御できたり、functions.phpで自作したりすることもできます。
注意点としては、一度検索エンジンがサイトをインデックスしないようにするのチェックを入れて再度チェックを外しても、すぐに検索結果に表示されるとは限らないということです。すぐに反映させたい場合はGoogleが提供しているサーチコンソールを活用しましょう。
ディスカッション
ディスカッションは主にコメントの管理です。当サイトはホームページ閲覧者によるコメントは受け付けておりません。ですのでコメントを受け付けないような設定を行いました。
例えば、新しい投稿へのコメントを許可のチェックを外したり、ユーザー登録してログインしたユーザーのみコメントをつけられるようにするにチェックを入れています。

ディスカッションの設定はサイトの運用で変化すると思いますのでホームページに合った設定を行いましょう。
メディア
メディアはアップロードした画像の設定を行います。筆者は特に設定の変更はしていません。画像サイズの値を変更できますが、初期値のままで特に不便に感じたことがないのでそのままにしています。
パーマリンク
パーマリンクはホームページのリンクに関する設定を行います。検索結果の上位に入るためには重要な設定ですので慎重に設定しましょう。また、パーマリンクの変更はいつでもできますが、基本的に何度も変更するのは推奨しませんので間違えないようにしましょう。
筆者は以下のようにカスタム構造で設定しました。

筆者と同じパーマリンクに設定にする際は、各記事ごとにスラッグを設定する手間があります。
ですので、設定するのが手間だという方は%postname%
の代わりに%post_id%
にするのもありです。%post_id%
にすると各記事に自動で付けられる連番の数字がリンクになります。この連番の数字は記事の内容と関係がありませんので検索結果に影響する可能性があります。
不要なプラグインの削除
プラグインとは
WordPressを調べるとプラグインという言葉をよく見かけます。プラグインとは、WordPressの機能を拡張する機能のことです。WordPress本体はシンプルな機能しか用意されていませんので、プラグインを組み合わせることでWordPressの機能を充実させていきます。
例えば、簡単に会員制サイトを運用できるような機能を提供するプラグインや、お問い合わせフォームなどのメールフォームを設置できるプラグインや、バックアップを行うプラグインなどがあります。
プラグインはいくつでも有効化することができますが、プラグインを有効化しすぎるとサイトが遅くなったり、プラグイン同士の相性が悪いとサイト上に不具合が起こる可能性があります。
インストールされているプラグイン
まずはプラグインを管理しているページを開きます。サイドメニューにあるプラグインをクリックします。

WordPressをインストールすると自動的に2つのプラグインがインストールされています。
画像上は3つ目のプラグインLimit Login Attempts Reloadedがインストール・有効化されていますが、こちらは前回の記事でログイン試行回数を制限する機能を追加したからです。本来は2つのプラグインがインストールされています。2つのプラグインは有効化されていません。
こちらのすでにインストールされている2つのプラグインは削除しても問題ありません。Akismet Anti-spam: Spam Protectionについてはコメントのスパム対策用のプラグインですので、ディスカッション設定でコメント機能を認めているサイトはプラグインを削除せずに有効化してもいいと思います。
Hello Dollyはどのようなサイトでも不要ですので一番に削除しましょう。
Hello Dollyを削除するのが不安な方はプラグインの動作を解説したこちらの記事をご確認ください。
プラグインの削除
プラグインを削除するには削除をクリックします。

削除確認メッセージが表示されますのでOKで進めます。

削除完了のメッセージが表示されます。

同様の手順で筆者はAkismet Anti-spam: Spam ProtectionとLimit Login Attempts Reloadedも削除しました。
プラグインをインストールする
新しいプラグインのインストールをするにはプラグイン管理ページの上にあるから可能です。
使用するべきプラグインは使用しているテーマやサイトの内容によって異なります。おすすめプラグインは別記事でまとめます。
テーマを変更する
テーマとは
テーマとはホームページの見た目のことです。一般の方や企業が作成した無数のテーマの中から1つを自分のサイトに反映させることができます。
WordPressからインストール可能なテーマはすべて無料で使用できます。
また、テーマを企業や一般の方が有料で販売することも自分で1から作成することもできます。
WordPressをインストールした状態ですと、初期のテーマTwenty Twenty-Four(2024年4月現在)が有効化されています。このTwenty Twenty-FourはWordPress公式が作成したオリジナルテーマです。
Twenty Twenty-Fourはフルサイト編集をメインにしたテーマですので、WordPress初心者にはかなり扱いづらいテーマだと思います。無料で高機能なテーマを別でインストール・有効化するのがおすすめです。
テーマの追加
テーマの管理画面へ移動します。外観メニューにあるテーマをクリックします。

新しいテーマを追加するにはをクリックします。
テーマを選ぶ
テーマの選び方は別記事でまとめます。ちなみに、当サイトはCocoon(コクーン)というテーマを有効化しています。CocoonはWordPress上でインストールできませんので検索してもヒットしません。
テーマが見つかればインストールと有効化します。
まとめ
WordPressをインストール後にやるべきことはサイトによって異なりますので、サイトにあった適切な設定をしましょう。

まずはWordPressに慣れるのが大事♪